2009/08/15.930分 ―追記―】    現在までの結果、と今後の活動について

■【2009/08/10公開以降に発生した地震】

.平成21081105:07: 5.7 3447.1'N 13829.9'E  23km M:6.5 駿河湾.最大震度:6弱

.平成21081307:48:51.7 3252.1'N 14049.5'E  57km M:6.6 八丈島東方沖.最大震度:5弱

0908tokaiM6.5

8/9(図−1)の深さ333kmM:6.8の地震発生より、次の地震発生を予測し10日に公開しました。その結果、現在までのところ、8/11(図−2)静岡で深さ23q.M:6.5大震度6弱の強震が、静岡県では44年ぶりに発生しました。その後8/11(図−3)の八丈島東方沖でM:6.6大震度5弱の地震が発生しました。◆【これが、現在までの予測結果です】◆。 

★青松倶楽部(会員制)では、2009/8/9.2017分の*実験メール090809現況所感bPで、 ■この地震は、中部近畿周辺〜関東周辺の浅い震源でM6.5以上の地震が72時間以内か、延びて8日間以内に発生する、直前の前震の可能性が有ります。(会員情報)と、ご報告をさせて頂きました。−短期予測−

これら一連の活動は、東南海地震か東海地震、おそらく東南海地震と東海地震が連動し発生する予兆である、と私は考えています。勿論、 四国沖から静岡県の駿河湾にいたる太平洋沿岸全域が動く東海−東南海−南海地震の3連動の可能性も高く有るでしょう。*そして(-3)震源での発生をうけ、現段階は東南海地震が最初に発生し、ほぼ時間差無く東海地震が連動し発生するであろう、が現段階の私の考察です。

★この考察の詳細に付きましては青松倶楽部の会員様へのみ、ご報告させて頂きました(会員情報)

東南海東海M8.5(±0.5)の地震発生まで、早ければ数日以内か或いは数ヶ月以内、いくら延びても今から3年以内には間違いなく発生するものと私は考えます、に何の変更も有りません。2009/08/10. 0059分 ―記―ご報告のとおりです。

本震発生までに数年(3年以内)かかる場合には、今後もM6クラスの地震が複数発生し、震源によっては大被害をもたらす可能性が、過去の地震の歴史より有ると考えます。18541223日.安政東海地震の前には185407/09.伊賀上野地震.M6.9の発生や18533/11.相模(小田原地震)6.518531/26.信濃北部地震.M5.9などの地震の発生がありました。(会員様からの情報より)

そして安政東海地震の7年前には、18475/8.善光寺地震.M7.4の震災地震が発生しております。

これを現在に例えるならば、5年前の200410231756分.中越地震.M6.8 震度7の地震が、過去の善光寺地震に、これに該当するのではないでしょうか?  規模はM7.4とM6.8ではかなり違いますが、新潟富山周辺ではその後も能登M6.9や柏崎M6.8などの地震が2007年に続発しております。これらを、現在の状況とほぼ同じである、と私は考えます。そして何よりも1854年安政東海地震の年に伊賀上野地震M6.9発生、前年には相模(小田原地震)6.5被害地震が発生していることです。M8以上の大地震前には、M6クラス(震災地震含む)の地震多発が、歴史上も確認出来ます!! 今現在を、この歴史の繰り返しを、ゆっくり、しかも確実に行われている最中で有ると私は考えています。

 

【防災】

地震が来るのは分かった、では何をすれば良いのか?  私は1.家具の固定 2.緊急持ち出し袋の備え 3.そして枕元には懐中電灯と靴 4.玄関ドアが傾いて開かなくなった時の為に脱出用のバール(60p位)を置く等を、確りやっておくことが重要と思います。建物の耐震補強は勿論重要ですが、この大不況の中、先ずは出来る事から確実にやっておく事が大切です。そして保存期間3年の非常食3日分ならば、今から直ぐに備えておいても、無駄にはならないでしょう。30年以内に87(気象庁)では、備えても腐ってしまいますが、私は3年以内には発生する、と強く確信致しております。

(*:南アルプスの天然水、ペットボトル2リットルなどに賞味期限2年と記されていますが、山梨白州のサントリーで聞いた所、3年ならば飲んでも害は無いであろうとの事です。味は変わるかもしれませんが? との事でした。-ご参考までに-)

 

2009/08/15.am930分 –記-    青松倶楽部 進村耕喜 

                              

【2009/08/10.21時−追記−】気象庁発表 2009/08/10. 20時 −修正値より−

20098919:55:52.1 33 7.6'N 13824.2'E 333km M:6.8 東海道南方沖 最大震度:4◆

★震源の深さ、333qですと、かなり微妙な位置ですが、プレート面は真平らではなく、また深い地下を実際に見た人は誰も存在しません。あくまで推定の範囲です。

よって、規模は速報よりもやや小さいのですが、与えた刺激(トリガー)に変わりはなく、下記の考察内容に変更は有りません!!  2009/08/10.2100分 ―追記― 進村

 

2009/08/100059分 

★2009/08/09.19時56分に発生したM7.1(USGS)、深さ約303qの地震と今後に付いて。

★上の図は地震が発生した震央(場所)を示すものですが、この図によれば東海の海溝にとても近いフィリピン海プレートの深い所で発生した地震である。

★では、この地震が今後どの様に作用し東海、 又は東南海〜南海地震などに繋がる可能性が有るのかを、私なりの見解で書いてみます。東海地震を予測する根拠の一つともなっている理論に、プレートテクトニクスというものが有ります。それは、 右図に有ります様に陸側のプレートが海側(フィリピン海)のプレートに引き込まれてひずみが蓄積、その限界に達した時に陸側プレートが跳ね上がって発生する地震を、東海〜東南海〜南海地震などの海溝型地震とされています。

★ここで考えてみたいのがおおよそ100年〜150年の周期で、ほぼ間違いなく発生する東海地震の場合でも、その切っ掛け(トリガー)となるものは何なのか? ではないでしょうか。  その意味で今回の地震は、おおざっぱにこの位置で発生した地震です!! 

★深部のこの場所で発生した地震が、しかも規模M7.1ならば、誰が考えても歪みが蓄積している下部へ、大きな刺激を与えたと考えるのが自然ではないでしょうか?  私はそう考えます。つまり、これが地震のトリガーです。100年150年とかのアバウトな予測ではなく、また30年以内とかの大まかなものでもない、今から早ければ数日以内か、或いは数ヶ月以内か、いくら延びても3年以内には間違いなく発生する、今回の地震はその前兆で有る、と私は考えています。

★もし仮に東海地震から''運良く''発生したとして、国の地震予知連や時の総理が警戒宣言を出すでしょうか?  私は強く疑問です。まして東海〜東南海〜南海トラフ地震は数百年に一度連動し発生します。繋がっているトラフで、もっとも歪みが強く、そして跳ね上がりやすい所が、必ずしも狭い東海の領域とは限りません。国の法律では、東海地震以外は予知しておりませんので、例えば直ぐ隣の東南海地震が最初に発生し、時間差なく東海地震や南海地震も連動し、発生したとしても、国には警戒宣言を出す義務はないのです。  

★ほぼ約100年〜150年間隔で正確に起こっている東海地震ですが、実は東海が最初に、とは限らないという事です。連動の場合とそうではない場合の周期を見てみましょう。

★ 1498年(明応)には 東南海と東海地震が連 動し、M8.4の地震です。1605年(慶長)は東海地震単独でM7.9、そして1707年(宝永)では東海〜東南海〜南海地震が連動し発生しています。M8.4そして最後の東海地震が、1854年の東海東南海連動でM8.4の地震でした。そして1605年と1854年にはそれぞれ、南海地震は南海地震として発生しています。

★それから150年の周期も過ぎ、本年2009年で最後の東海地震から155年を迎えている、それが現況です。つまり何時発生しておかしくないのですが、気象庁などによれば30年以内の発生確率80%ですとか、とても国民生活を守るという意味では、役に立つ話でありません。私達が知りたいのは、長くとも今から3年以内ですとか、将来設計の役に立つのは、ここまでが限度ではないでしょうか? 如何でしょうか?

◆そして、今、その時は訪れたのです!! と、私は強く確信致しております。

*2009/08/10.0059分. 青松倶楽部 進村耕喜 ―記―

*2009/08/10.1900分 ―更新―

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