2009/08/10.21時−追記−】気象庁発表 2009/08/10. 20時 −修正値より−

tokaidonanpookim6820098919:55:52.1 33 7.6'N 13824.2'E 333km M:6.8 東海道南方沖 最大震度:4◆

3gpretosindozu

★震源の深さ、333qですと、かなり微妙な位置ですが、プレート面は真平らではなく、また深い地下を実際に見た人は誰も存在しません。あくまで推定の範囲です。

よって、規模は速報よりもやや小さいのですが、与えた刺激(トリガー)に変わりはなく、下記の考察内容に変更は有りません!!  2009/08/10.2100分 ―追記― 進村

 

2009/08/100059分 

2009/08/09.1956分に発生したM7.1(USGS)、深さ約303qの地震と今後に付いて。

neic_kcaz_cy neic_kcaz

★上の図は地震が発生した震央(場所)を示すものですが、この図によれば東海の海溝にとても近いフィリピン海プレートの深い所で発生した地震である。

 

★では、この地震が今後どの様に作用し東海、 又は東南海〜南海地震などに繋がる可能性が有るのかを、私なりの見解で書いてみます。東海地震を予測する根拠の一つともなっている理論に、プレートテクトニクスというものが有ります。それは、 右図に有ります様に陸側のプレートが海側(フィリピン海)のプレートに引き込まれてひずみが蓄積、その限界に達した時に陸側プレートが跳ね上がって発生する地震を、東海〜東南海〜南海地震などの海溝型地震とされています。 preto

★ここで考えてみたいのがおおよそ100年〜150年の周期で、ほぼ間違いなく発生する東海地震の場合でも、その切っ掛け(トリガー)となるものは何なのか? ではないでしょうか。  その意味で今回の地震は、おおざっぱにこの位置で発生した地震です!! 

( preto-3

 ★深部のこの場所で発生した地震が、しかも規模M7.1ならば、誰が考えても歪みが蓄積している下部へ、大きな刺激を与えたと考えるのが自然ではないでしょうか?  私はそう考えます。つまり、これが地震のトリガーです。100年150年とかのアバウトな予測ではなく、また30年以内とかの大まかなものでもない、今から早ければ数日以内か、或いは数ヶ月以内か、いくら延びても3年以内には間違いなく発生する、今回の地震はその前兆で有る、と私は考えています。

 ★もし仮に東海地震から''運良く''発生したとして、国の地震予知連や時の総理が警戒宣言を出すでしょうか?  私は強く疑問です。まして東海〜東南海〜南海トラフ地震は数百年に一度連動し発生します。繋がっているトラフで、もっとも歪みが強く、そして跳ね上がりやすい所が、必ずしも狭い東海の領域とは限りません。国の法律では、東海地震以外は予知しておりませんので、例えば直ぐ隣の東南海地震が最初に発生し、時間差なく東海地震や南海地震も連動し、発生したとしても、国には警戒宣言を出す義務はないのです。  ★ほぼ約100年〜150年間隔で正確に起こっている東海地震ですが、実は東海が最初に、とは限らないという事です。連動の場合とそうではない場合の周期を見てみましょう。

syuki-Tokai 

★ 1498年(明応)には 東南海と東海地震が連 動し、M8.4の地震です。1605年(慶長)は東海地震単独でM7.9、そして1707年(宝永)では東海〜東南海〜南海地震が連動し発生しています。M8.4そして最後の東海地震が、1854年の東海東南海連動でM8.4の地震でした。そして1605年と1854年にはそれぞれ、南海地震は南海地震として発生しています。

★それから150年の周期も過ぎ、本年2009年で最後の東海地震から155年を迎えている、それが現況です。つまり何時発生しておかしくないのですが、気象庁などによれば30年以内の発生確率80%ですとか、とても国民生活を守るという意味では、役に立つ話でありません。私達が知りたいのは、長くとも今から3年以内ですとか、将来設計の役に立つのは、ここまでが限度ではないでしょうか? 如何でしょうか?

◆そして、今、その時は訪れたのです!! と、私は強く確信致しております。

*2009/08/10.0059分. 青松倶楽部 進村耕喜 ―記―

*2009/08/10.1900分 ―更新―

青松のTopへ戻る     公開実験を確認する