無料耐震診断チラシ 最近当地愛知付近でも多いです。しかし 何故無料なの? と思いますよね。 リンクの静岡ITナビにありますが、自宅の安全性を知ることは大切です。 但し.強引な押し売りには注意してください!! 本当に誠意ある業者なら、押し売りはしません。 不安なことを相談しましょう。価格は静岡ITナビに例がありますので、その70-80%程度が 一般的な価格と判断しています。勿論.現場状況で高くなることも有るかもしれませんが、 それは消費者が納得して決める事です。自分の責任で。 一つ.注意すべき事を申し上げておきます。 耐震補強とは.*バランス*のとれた補強が重要です。 一部を強くすれば.建物に掛かる力は 弱い部分に集中します。足元だけでは駄目です。 特に木造建築は仕口の接合に関する知識.回転モーメントや水平耐力の説明ができるか できないか、業者の知識レベルの判別に繋がります。 例えばホールダウンのみ取り付けして、地盤や基礎の強度=A が1になったりしていないか 注意して下さい。つまり、建物が建っている状況で、地盤の補強は不可能ですが、基礎の補強は 可能です。 *一応安全かとは? * 注意です。 また、地震を知らない業者 、例えば阪神淡路のみを例に上げて、スラブ地震に付いての 知識が無い。これらは適切とは思えません。 揺れの強さ=galは、阪神淡路 南北方位で818gal でした。 集中して揺れた時間は4秒でした。 今回警戒されている 南海スラブ地震に関しては、揺れの長さは一分以上、集中して揺れる 時間は30秒前後はあるであろうとされ、時間差なく他震源が連鎖する事も過去例としてあります。 東海−東南海−南海−相模トラフ(関東湾付近) 面震源ですから、S波は強いではなかろうかとも思います。 大きな波が繰り返し地面に伝わる と考えます。 マグニチュードは 阪神淡路7.2 想定される規模は8+.例えばマグニチュード8.2ならば. 強さは 32倍です。 もう一言.よく一般的に 震度はいくつまで耐えれるの? と思いますが.地盤によって異なる. 震度7とは 壊滅的といった 意味ですから、それ以上はありません。 また砂質(砂)で細粒(ほこりに近い土粒子)が35%以下は液状化になりやすいということもおぼえて おきましょう。但し建物は傾いたり、傾斜地ではパイル(杭)が折れたりする事がありますが、 自然の免震効果もあるため、倒壊には至らないケースもあります。 建物は傾きますが!!. *しかし 備えは重要です。無料なら 補強するかどうかは別にして、診断してください。* −以上 参考までに− また 気が付いた事 書きます。2002.4/6  青松より